~漢方男子のぶらり台湾漢方の旅~
漢方の聖地「迪化街」 から台北の「中山(ちゅうざん)」へ向かいます
地下鉄に乗ってもよいのだが、お腹を減らすためと台湾の街並みを見れることから迪化街から歩くこと30分
「中山(ちゅうざん)」は台北で最もにぎやかな街、デパート、高級ブランド、オシャレカフェ、雑貨、など、ショッピングも楽しめる、流行や芸術の息づく観光地、さながら台湾の表参道といったところ
ランドマークである「グランドホテル」、台湾の近現代美術を展示する「台北市立美術館」、戦の神、関羽を祀った「行天宮」などが有名。
そんな観光地を横目に目指すは「薬膳火鍋」そもそもそんな見どころがあることも知らなかった
日本の旅行者のほとんどが行く「 九份 (きゅうふん)」 (千と千尋の神隠しの舞台になったとも噂されるSNS映えスポット)さえも行っていない
漢方の旅の見どころといえば漢方薬局と薬草ジュース(激苦)だ
なんとも映えない旅である
連れががボソッと「 九份 とかいかない?」と言ったら「いかねーよ」「遊びじゃねえんだよ!」「なめてんの?」とボロクソに言われていた
そして台湾の薬膳火鍋屋 、今旅の目的といっても過言ではない場所に到着
無老鍋(wulao)
https://www.wulao.com.tw/jp/index.php
日本語対応HP
台湾に5店舗
上海に3店舗
を構える
系列店舗では「鼎王麻辣鍋」という火鍋もある
こちらも人気店らしい「無老鍋」の方が多少高級で漢方などをたくさん入れているイメージ、 「鼎王麻辣鍋」 はもっと辛さが強く中華系なイメージ、日本人には「無老鍋」の方が合うと思われる。
どうやら人気店らしく、予約も取りずらいためオープンとほぼ同時刻に店に入ることに
店内はキレイで高級店路線の店
メニューは基本アラカルトでの注文、日本語も書かれている、ホームページでもメニューが見れるのであらかじめ見ておくといいだろう
我々は2色の鴛鴦鍋(おしどりなべ)を注文、なんと高麗人参を丸々入れることもできます!入れないと20元安い、日本円にすると300円位、いやいや入れるでしょ!!
注文した具材は、野菜の盛り合わせ、キノコ系ラム肉、豚肉など
まもなくして鍋がやってきました
鍋を見ただけでその鍋が美味いかどうか大体わかる。
直観でこの鍋は美味いと見抜く
では鍋の中身を見てみよう
等々すでにたくさん具材が入っている!
デフォルトでカモの血と湯葉的なものが入っているのはすごい
日本ではあまり見かけることの無い「カモの血」ですが中国、台湾では火鍋には欠かせない食材
台湾では特に伝統的な食材として一般的で滋養補強効果もあるとか!
作り方は新鮮な鴨の血に塩を入れて固めるだけらしい
日本でも食べれるところもある、味は血液だから血なまぐさいと思いきや、全然くせはありませんというか無味に近いか・・・
いざ!
食べるぞ!
そのまえにビールで乾杯
具材を入れていく
さあ、そして実食!
このスープ・・・けしからんくらい美味い!
なっとくの味!!
これは今までに食べたことがない、スープ自体はまろやかでコクのある白湯に独自のスパイスの味がアクセントになっている
麻辣スープは辛さは抑え目でこちらもスパイスと辣油の香ばしさがよく出ている、中華味噌、醬も入っているな
いずれもしっかりと漢方生薬が入っている!生薬の香りが心地よい
それはそうだ中には高麗人参まるまるはいっているし!最後にたべよう。
無老鍋の漬けダレは6種!
何十種も漬けダレがある火鍋屋も多いが、ここまでスープの完成度が高いとむしろ漬けダレなど邪魔なものだ。
漬けダレでごまかさない、スープで勝負の火鍋だ!
高級火鍋ではあるが、日本に比べたらかなり安い!一人4000くらいだったきがする
中国系の辛さに特化した火鍋よりも日本人に合った健康志向の薬膳火鍋、そのうち日本にも支店ができるのではないかとそわそわしてしまう。
美味しい火鍋とビールでお腹いっぱいになりました、台湾は漢方好きにはたまりませんね!!