こんにちは!先日「漢方養生指導士中級」の資格を取りました、漢方男子です
冬も過ぎ温かくなるにつれ気分は外へと向いていく陽の時期に入っていきますが
花粉症の方達には辛いシーズンが訪れてしまいました
年々増え続ける花粉症はもはや国民病です
症状もひどい人は仕事や生活に支障を来たすことも多々あります
そのわりに薬が効かないとか、副作用で眠くなる、など多くの人が悩んでいるにもかかわらず特効薬などはありません
世の中にはいろいろな花粉対策グッズや食品やウワサ話などもあふれていてどれを取り入れていいのかわからない人もたくさんいると思います
自分もかなり酷い花粉症でした、もちろん薬を飲んだりもしてましたが、あまり効果もなく副作用もあったため辞めて今は日々の養生と自家製の薬膳茶を飲んで対応していますが症状はかなり楽になってます
花粉を感じて鼻水が出たり、目がかゆくなる事はありますが症状は今までとは比べものになりません
今回はこの花粉症を漢方の視点から見て、
誰でもできる簡単な花粉症対策方法を紹介したいと思います、お金もかからず普段の生活をちょっと変えるだけです
まず大前提として
花粉症は生活習慣が深く関係していると漢方では考えます。
生活習慣の乱れは花粉症症状の悪化に直結します。
実際に自分もそうでした、花粉症が全盛期だったころの生活は、昼夜逆転、タバコ、お酒、食生活最悪の状態でした
花粉症がホントにキツイって人はこれを気に生活習慣を見直してみてもいいと思います
これから教える花粉症対策もなんてことない普段の生活をちょっと健康志向にするだけの話、けどこのちょっとの積み重ねが身体の美容や健康に大きくつながってきます!
ステップ1 【自分の花粉症のタイプを知る】
ステップ2 【ひかえる】
ステップ3 【とりいれる】
ステップ1【自分の花粉症のタイプを知る】
漢方では、花粉症には2つのタイプがあると考えられます
余分な水分によってからだが冷えている“冷えタイプ”
熱がこもって目のかゆみなどが出やすい“熱タイプ”です。
両方のタイプにあてはまる人も多く、“混合タイプ”と言いましょう。
以下から当てはまるものにチェックをいれて自分がどちらのタイプか知りましょう
【熱タイプ】
□鼻水が黄色く、粘る
□目がかゆい
□のどが痛い
□頭痛がする
□熱っぽく、顔が熱い
【冷えタイプ】
□透明な鼻水が出る
□くしゃみがよく出る
□むくみやすい
□冷えると症状が悪化する
□胃腸が弱い
【熱タイプ】
「体内に水分を巡らせる働きを持つ部分に熱がこもり、全身に送られるはずの水分が滞って、鼻水になり留まっています。身体を熱性にするものは極力控えて、身体の余分な熱を取る食材やリラックスできるようなお茶などを上手に取り入れて、熱を発散させましょう。」
【冷えタイプ】
「身体が冷えることによって全身の機能が低下し花粉から身を守る力がダウンします、代謝が悪く体内の余分な水分が鼻から溢れ出てくるタイプ。まずは身体を温めることが先決。春は寒暖差が激しく、朝夕は冷えるので身体を温める工夫を。
特に冷えタイプの人は胃腸が弱い傾向ですので胃腸に負担をかけないことが大事です。」
【混合タイプ】
「辛いですよね~混合の人!!この場合はまず自分が一番辛い症状を優先的に治していきましょう。
特に水っぽい鼻水を治したい人は冷えタイプを取り入れる、目の痒みをとにかくなんとかしたい人は熱タイプを取り入れる、ただ場合によっては他の症状が悪化したりする可能性もありますので、様子をみながらバランスよく取り入れましょう。」
ステップ2 ひかえよう
(熱)(冷)と書いているところは特に控えましょう。
・辛いもの(熱)
・脂っこいもの
・寿司や刺身(冷)
・肉類
・チョコレートやナッツ(熱)
・水分過多(冷)
・飲酒
・睡眠不足
ステップ3 とりいれよう
(熱)(冷)と書いているところは特にとりいれましょう。
・あっさりした味付け
・野菜たっぶりのスープや鍋(冷)
・根菜や緑黄色野菜
・大豆や豆腐、納豆
・小魚や海藻類
・よくかんで食べる
・腹八分
・充分な睡眠
・茶を飲む
有名なのが「甜茶(てんちゃ)」(混合)、「ルイボスティー」(熱)、「菊花茶(きっかちゃ)」(熱)、「杜仲茶(とちゅうちゃ)」(冷)
・ヨーグルト
※これらは胃腸に負担をかけずに必要な栄養素と免疫力を上げる養生法です、漢方では胃腸の負荷や不調は身体のバリア昨日の低下と直結していると考えます、花粉症も身体のバリア機能が低下してるために起こる症状なのです。
・身体を温める食材を食べる(冷)
しょうが、ねぎ、にら、しそなど(身体を温める食材で検索するとたくさん出てきますので調べてみてね)
・身体を冷やす食材を食べる(熱)
ミント、大根、緑茶、緑豆、ハトムギ、貝類、れんこん、きゅうり、白菜など(身体を冷やす食材で検索するとたくさん出てきますので調べてみてね)
・酸味を取る
酢、梅、お酢、梅酒など
酢や梅など酸味のある食材は収れん作用があり、鼻水を含む体液が漏れ出るのを留める働きがあります
漢方の健康法として「余計なものは捨てる」「足りないものは補う」が基本になります。
花粉症関係なしにこれらは健康的な身体と心をつくる良い習慣になると思うので是非実践してみてください
きっと花粉症だけでなくいつもより身体が好調な日が多くなるはずですよ!!